意匠登録の流れ

1.意匠のご説明

まずは創作されたデザイン自体、及びデザインの創作の背景について詳細にご説明ください。例えば、どのような顧客を想定し、その顧客のどのような課題を解決し、いかなる価値を提供するデザインなのか、そしてそのデザインをどのように利活用していく予定であるか等について詳細を伺います。

ここで注意すべきは創作したデザインをできるだけ秘密にすることです。出願前に第三者にデザインの内容を知られてしまうと、新規性の喪失の例外の適用を受けることができる場合を除き、意匠の「新規性」が失われてしまい意匠権を取得できなくなります。(弁理士には秘密保持義務がありますので安心してご相談ください)

2.先行調査

次に、同じような意匠がすでに登録されていないかを調べます。過去に登録された意匠を、J-PlatPatを用い、目視で比較して同一・類似した意匠がないか確認します。

弊所のサービス

ご希望に応じて簡易調査をいたしますのでお問い合わせください。

3.出願

出願手続きは次のような流れになります。

横にスクロールできます
期間お客様弊所特許庁
数日程度依頼相談
通常1週間以内打ち合わせ
願書・図面を作成
通常1週間以内願書・図面を校閲願書・図面を修正
出願
通常6~7ヵ月打ち合わせ意見書・補正書を提出審査
登録査定
登録料納付
設定登録
  • 実際は他にも細かい手続きがありますので、ご相談の際にご説明しています。

最初の「依頼相談」では、権利を取得する方針をアドバイスします。意匠登録すべきかどうかや、デザインの一部分だけを登録すること、デザイン バリエーションの扱いなどを検討します。

原則として、各手続が完了する毎に費用が発生いたします。詳細な費用につきましては、お問い合わせ下さい。必要に応じ、正式にお見積もりの作成も可能です。なお、費用が発生する場合は必ず事前に説明しますのでご安心ください。

意匠権は最後の「設定登録」の時点で発生します。それまでは他社が意匠を使っていたとしても排除できません。

弊所のサービス

弊所で意匠登録出願サービスを行っていますので ぜひご利用ください。

4.事業への活用

意匠権を事業に活かす主な方法には次のようなものがあります。

他社の模倣を排除

他社が意匠を模倣していた場合は警告や訴訟などによって排除できます。他社は同一・類似の意匠を実施できないので、迂回のためのデザインを検討せざるを得なくなります。他社が迂回に時間をかけている間に自社の意匠を使った製品・商品のマーケティングに力を入れることで、市場シェアの拡大を望めます。

ライセンス収入を得る

意匠権を他社にライセンスすることで、直接的な収入を得られます。ライセンス先やライセンス内容によって収入やリスクが大きく変わるので慎重に検討する必要があります。

弊所のサービス

知財に初めて携わるお客様向けですが、お客様とのディスカッションにより、お客様のビジネス・事業に最適な施策を決定するサービスを行っていますのでご利用ください。

どの段階で相談すれば良いですか?

どの段階からでも問題ありませんがなるべく早い段階でのご相談が望ましいです。

弊所はお客様のビジネスを重視したアドバイスをしております。お気軽にお問い合わせください。